【必見】成果の出るランディングページの作り方を専門家が解説!

「LP(ランディングページ)ってどうやって作るんだろう…?」

ネットを活用して、売上アップをしたい、効率的に販促したいからランディングページを作成しよう。

でも、LPってどうやって作ればいいのかわからない、という方向けの記事です。

・・・

LPはWEBを活用してビジネスを行う場合、とても有効なツールとなります。

質の良いLPを作ることができれば、自分や営業マンの代わりに24時間365日働いてくれますし、全国の方に商品・サービスを知って、興味を持っていただくことができます。

しかし、LPは「ただ作るだけ」では成果は出ません。

大事なポイントを押さえて作れているかどうかで、成果は大きく左右されます。

そこで、今回は

・LPを作るための全体の流れ
・各項目のポイント

をざっくりとお伝えしていきます。

※大変申し訳ないのですが、この記事は難しいと感じる部分や、わかりにくいと感じる部分が多々あるかと思います。

一つ一つの項目を詳しくわかりやすく書こうとしてしまうと、とんでもなく長い記事になり、逆に全体像が掴みにくくなるため、今回は専門用語などあえてそのままにさせていただきました。

この記事一つで全て理解しようとせず、現段階では「成果を上げるLPを作るには、こんなことをやる必要があるんだなぁ」くらいに、全体の流れを受け取ってもらうための記事として書かせていただきました。ご了承くださいませm(._.)m

ただ、一つ言えるのは、LPをご自身で作るにしても外部に依頼するとしても、お金・人・時間などのコストがかかります。

仮に外部の会社(人)に制作を依頼する場合、数十万円はかかりますし、作った後のマーケティング費用も考えると数百万円になる場合も少なくありません。

全体像を把握せずに、いきなりLPを作ろうとしてしまうと失敗する確率が大幅に高まり、無駄にコストばかりかかってしまうことも少なくありません!!

この記事では、全体の流れとともに、成果が上がるLPの作り方のポイントを解説していますので、参考にしていただければ幸いです。

目次

ランディングページの一般的な役割

そもそもランディングページの一般的な役割はなにかというと、そのページに訪れたユーザーに、何かしらの「行動をしたい」と思ってもらい、実際に「行動」していただくために存在します。

「行動」とは、

  • 商品を購入してもらう
  • セミナーに参加してもらう
  • 来店の予約をしてもらう
  • 資料請求してもらう
  • 連絡先を登録してもらう
  • 問合せをしてもらう
  • サービスに申し込んでもらう

などのことです。

このような「行動」をしたいと思っていただくための情報を、適切な順序で伝えるために、ランディングページを活用することができます。

ビジネスで大切な「お客様と接点を作ることができるツール」なので、ランディングページの質がビジネスの成果に大きな影響を与えるのです。

LPを作成する全体の流れ

まず、LPを制作する場合、大きく分けて3つ工程に分類できます。

1.戦略を立てる
制作前の準備の段階です。LPで成果を出したい場合、最も重要な箇所になります。しかし、制作とは違い目に見えにくいので、意外と軽視されがちな工程でもあります。

2.LPを制作する
LPの構成やライティング、デザイン、実装という実際にLPが作られる工程で
す。

3.制作したLPを運用する
制作したLPが成果を上げているのか、どうすればより成果が高くなるのかなど、制作して公開した後の工程です。

これらの工程をより細かく分解するとこのような工程になります。

[topic color=”yellow” title=”LPができるまでのの工程”]

[1]戦略編

  1. 現状把握
  2. 目的の確認
  3. 3C分析(市場・競合・自社)
  4. ターゲット設定
  5. コンセプト決め
  6. ブランド戦略の確認
  7. マーケティング戦略の確認

[2]制作編

  1. LPの構成を決める
  2. コピーライティング
  3. デザイン
  4. 実装(コーディング)
  5. サーバーにアップ・公開

[3]運用編

  1. 計測の準備
  2. マーケティング活動
  3. 検証・仮説・改善

[/topic]

[voicel icon=”https://mr-shun.com/wp-content/uploads/2022/01/22294164.png” name=””]「えっこんなに複雑なの・・・?」[/voicel]

と思われるかもしれませんね(汗)

細かく分けていくと、どうしてもこのような工程が発生してしまいます。

しかし、「簡単です!」と強くは言えませんが、実際に行っていることは案外シンプルです。

ここからは、各工程のポイントをお伝えしていきます。

※戦略を立てるところに関して、実際には工程を行き来したりもしますが基本的な流れで記載をしています。

1.戦略編

制作前の準備の段階の説明をしていきます。

はじめにお伝えしておくとLPはただのツールです。ただ作るだけでは意味がありません。

LPでしっかりと成果を出したい場合、この準備が最も重要です。

しかし、制作とは違い、目に見えにくく、とても地味な作業です。そのため、案外軽視されがちな工程でもあります。

なぜ軽視されてしまうのかというと、「業界の構造」も関係していると私は思っています。

というのも、先ほどもお伝えしたようにこの工程は「目に見えにくく地味な作業」です。依頼主がWEB制作に慣れていない場合、特に「価値」を感じてもらいにくい工程、という側面があります。

また、比較的安価(目安は50万円以下)で制作を行う会社やデザイナーの場合、制作して納品することでキャッシュが生まれます。だから制作件数を多くしないと制作側のビジネスが成り立ちません。

つまり、価値を感じてもらいにくい+安価で制作の数をこなさなければ会社が存続できない、という業界構造になっているために、一番大事な戦略を立てる部分が軽視されがちなのです。(全ての制作会社がそうというわけではありません)

事実このような側面がある、ということだけ少し頭の中に入れておいてもらえると、仮に制作を依頼する際の判断材料になるかと思います。

ここからは各パートについてお伝えしていきます。

1-1.現状把握

ビジネスに限らず、何か新しいことを始めるのであれば、まずは現状把握を行います。

基本的に、何か新しいことを始めたいということは、現状に「課題」や「問題」を感じているはずです。

ここをまずは明確にして、言語化していきます。

この「課題」や「問題」が不明確のまま、なんとなく「LPがビジネスに良いらしい!」で作ってしまうと無駄になりやすいです。

また、この現状把握がスタート地点になるので、スタートが不明確のまま先に進むと、この後の工程全てがブレてしまいます。そのため、まずは現状のビジネスを振り返りましょう。

注意点としては、その「課題」や「問題」と感じている内容が、「事実」なのか、「主観」なのか?すでに起きていることなのか、これから起きると予想されることなのか?分けて客観的に把握するようにしましょう。

1-2.目的の確認

現状把握で確認した「課題」や「問題」に対して、どんな目的を達成したいのか、なぜその目的を達成する必要があるのかを確認しましょう。

また、その目的を達成するための手段として、LPが適切なのかを確認します。

さらに、LPをどんな”役割”で使用するべきなのかを、この時点の仮説で良いので決めておきます。

1-3.市場の調査

ここからが具体的な調査になります。

まずは自身が扱っている商品・サービスの「市場」を調べていきます。制作までにかけられる時間にもよるのですが、可能な限り情報は集めた方が精度は高くなります。

市場のどんなことを調査すればよいのか?

例えば、

  • 市場ではどんな「価値」が求められているのか?
  • 商品自体は世間一般に認知されているものなのか?
  • どんな悩みを持つ人が購入しているのか?
  • どんなタイミングで購入を検討しているのか?
  • どんな言葉が使われているのか?
  • どんな常識をもっているのか?

などなど、多方面から市場を分析していきます。

また、どのように実際に調査を行うのかというと、私の場合は、まずは競合やネット上のお客様の声などを参考に、上記のことを集めてきます。実際に購入した方の声は参考になることが非常に多いためです。

他にもインタビューやアンケートなどを用いることでリアルな市場を調べることが可能です。

【重要なポイント!】
ここで注意する必要があるのは、あくまで「客観的」に調べることです。

ある程度、業界で働いている方であれば、なんとなく市場に関して把握できている場合も少なくありません。(逆に業界が長く一般の人との感覚が離れてしまう場合も多いです)

しかし、あくまでそれは「主観」と捉え、改めて客観的に「市場を観る」ようにするのが重要です。市場の分析を憶測で行ってしまうと、その後の制作全てが憶測になるためです。

1-4.競合の調査

ビジネスには必ず競合が存在します。

また特にインターネットが普及している今は、商品・サービスの比較が容易にできます。つまり、自社の商品・サービスも他社と比較・検討されてから選ばれる、という意識を持つことが大事です。

様々な商品・サービスの中から自社を選んでいただくためには、比較・検討されるであろう競合を調べておくことは非常に重要な工程となります。

では、どんな競合他社を調べる必要があるのか?

[keikou]▶︎1.参入する業界のNo.1企業(リーディングカンパニー)はどこか?[/keikou]

┗業界で最も影響力がある企業・個人

[keikou]▶︎2.見込み客が直接かぶる競合はどこか?[/keikou]

┗直接競合
┗同じ商圏内で比較されるだろうサービス
┗ネット上で比較されるだろうサービス

[keikou]▶︎3.見込み客が間接的に被る競合はどこか?[/keikou]

┗間接競合
┗サービスは違っても同じ悩みを解決しているサービス
┗サービスは違っても同じ時間を奪い合うサービス

この3つをまずは洗い出していきます。

また、それぞれの競合の

  • ターゲット
  • ベネフィット
  • オファー
  • 特徴
  • やっていること・やっていないこと
  • 強み・弱み
  • 使用しているマーケティングチャネル(URLを含む)
  • 価格
  • デザイン

などを一覧にしておくと後で見返しやすいのでオススメです。

1-5.自社の調査

自社の商品・サービスの現状、強み・弱み、リソースなどを把握します。

ただし、どうしても主観になりやすいので注意が必要です。

すでに商品・サービスの販売経験があるのであれば、お客様アンケートやインタビューを参考にして、実際にどんな「価値」が喜んで頂けているのかを把握すると良いです。

他には、

  • これから使えるお金
  • 捻出できる時間
  • 今までの経験、歴史
  • 持っているスキル
  • 人材、人脈
  • 今までの実績
  • 現在の環境
  • 現在の事業の流れ
  • 商品スペック

など洗い出していきます。

現段階で意味がないと思うようなことも、意外と使えることが眠っている場合もありますので、思いつくことは書き出したりしておくことをオススメいたします。

◆以前、お客様アンケートについて記事を書いたのでこちらも参考にされてください。

[kanren url=”https://mr-shun.com/voice/”]

1-6.ターゲット設定

市場調査・競合調査・自社調査をもとにターゲットを設定していきます。

大きく分けてターゲットには2つの要素があります。

[keikou]○どんな状況のターゲットなのか?[/keikou]

┗商品・サービスを購入する特定の層はあるか
┗申込む際のターゲットの状況
┗悩みは顕在的になっているのか
┗市場自体の成長度合い

[keikou]○なぜ、商品・サービスを購入するのか?[/keikou]

┗どんな悩みを抱えているのか
┗どんな不満を抱えているのか
┗どんな課題を抱えているのか
┗何に価値を感じているのか

などを客観的に設定します。

ちなみに、ペルソナはこの時点では設定しなくても大丈夫です。

ペルソナとはサービス・商品の典型的なユーザー像のことを言います。

実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などを設定していくことが多いです。

ただ、業界の慣習として「とりあえずペルソナを設定する」というのがありますが、正直なところ、意味のあるペルソナを設定ができているのをあまり見たことがありません。

本来ペルソナを設定する目的は、広告文を作成する際に、ターゲットの感情や、状況を深く理解し、刺さるコピーを作るためです。文章を書く際は、より深く相手を理解できたほうが鋭く伝わる文章になりますし、より具体的なベネフィットを提示することができます。

しかし、目的も考えず慣習として、「とりあえずペルソナを設定」しても意味がないので注意してください。

1-7.コンセプトの決定

市場調査・競合調査・自社調査をもとにコンセプトを決めていきます。

コンセプトで大事なのは、

「ベネフィット×独自性」

です。

◆ベネフィット:
ベネフィットとは、お客様が感じる「価値」のことです。形のある、なしに関わらず、お客様が価値と感じる要素のことで、お金を払う、または時間を使う価値があると思っていただくためのものです。

◆独自性:
独自性とは、競合他社とは違う「個性」のこと。唯一無二と言える特徴を持つことで、自然とお客様に興味を持っていただくことができます。

競合”よりも”良いではなく、「競合と”違って”良い」を作れるとお客様に選んでいただきやすくなります。

ただし、あくまで市場に求められている価値基準で打ち出すことが大事です。

稀に他社との違いを打ち出すことだけを考えてしまい、市場が求めていないものを打ち出してしまう場合があるので注意が必要です。

1-8.ブランド戦略の確認

そもそも「ブランド戦略」とは何かというと、簡単に説明をすると「ブランド=個性・魅力」と捉えて、自社が持ってもらいたいブランドの印象をユーザーに正しく識別していただき、価値を高めていくことです。

詳しくはまた別の機会にお伝えしようと思いますが「ブランド戦略の確認」で確認することは以下のようなことです。

  • 調べた市場の価値基準に沿った訴求になっているか?
  • 伝えていく内容が企業やサービスのイメージからズレていないか?
  • 自社のポジション(役割)の移り変わりを考慮できているか?
  • そもそも伝えたい価値やイメージが明確になっているか?
  • 競合との違いを伝えられているか?

ブランド戦略に関しては、まだあまり馴染みがないかもしれませんが、マーケティングだけでは成果が出にくくなってきた現代で、今後さらに重要になってくる部分だと私は感じています。

ブランド戦略というと、大企業が使うものと思われがちですが、個人や中小企業こそ活用するメリットが大きいので、これから注目していただきたい分野です。

1-9.マーケティング戦略の確認

「マーケティング戦略の確認」で確認することは、想定しているマーケティングの導線が正しく機能するのかどうかです。

例えば、

  • ターゲットに対してのマーケティング媒体の選定は適切か?
  • 媒体の特性は理解できているか?
  • そのマーケティング媒体で十分に活動が可能か?
  • 競合と戦えるor戦わなくてもよい媒体か?
  • マーケティングの導線設計ができているか?
  • マーケティング導線でのLPの役割は明確になっているか?
  • ターゲットに対して本当にLPが適切なツールなのか?
  • WEBマーケティング以外の方法は考えられないか?
  • 自社が確保できるリソースで可能なマーケティング活動か?

などを改めて確認し、サービス、ターゲット、手法、導線、LP、リソースなどがブレなく、一貫性を持って実現可能なのかを客観的に判断します。

案外、商品やサービスの特性と、WEBマーケティングやランディングページが合わない、ということがあります。WEBマーケティングも万能ではありません。

自社の商品・サービスと、市場を客観的に把握し、その二つがスムーズに繋がる流れになっているのかを客観的に判断することが重要です。

どこかがチグハグで噛み合わないと、プロモーション全体が無駄になる可能性もあるので、ここは注意して確認を行う必要があります。

2.制作編

ここまで準備を行い、ようやく実際のLPの制作に入っていきます。

制作は戦略編で決めてきたものを、実際にターゲットとなる方に伝わるようにカタチにしていく工程になります。

2-1.LPの構成を決める

いきなりLPを上から作り始めるのではなく、先に全体の構成を決めていきます。

LPは複数のブロックでできています。目的に沿って伝えるべき必要な要素を集めて、適切な順序で配置することで、結果的に1枚のページになっているという認識です。

一般的にLPには「型」と言われるようなものが存在しています。例えば、AIDMAの法則、AIDCASの法則、PASONAの法則などです。

これらの型も効果がないわけではないですが、100%どんな時にでも当てはまるかというとそうではありません。LPの目的、ターゲット、環境、業界などによって変わります。

私がLPの構成を作るときに気にしているのはゴールデンサイクル理論です。

ゴールデンサイクル理論とはマーケティングコンサルタントのサイモン・シネック氏が提唱した理論で、物事を伝えるときには「人間の脳の仕組み」に沿った伝え方が重要と言われているものです。(「TED ゴールデンサイクル」で検索すると、詳しく解説しているTED Talkの動画も見ることができます)

簡単にお伝えすると、「なぜ」「どうやって」「なに」の要素と順番が、物事を伝える時には重要、という話です。

この考えはLPでももちろん有効で、「人間の脳の仕組み」を考慮した構成にすることで、人に伝わりやすくなります。

2-2.コピーライティング

構成をもとに原稿(コピーライティング)を作成していきます。

ここで注意が必要なのはコピーライティングにはイメージコピーと、セールスコピーの2種類があるということです。LPと相性が良いのセールスコピーになります。

イメージコピーは大企業やすでにブランドのある企業が自社や商品のイメージを概念的に伝える場合に用いられるコピーです。

セールスコピーはあくまで広告で反応をいただくために書くコピーのことです。(広告コピーを書くことに特化したセールスコピーライターと呼ばれる職業も存在します。)

LPの役割でもお伝えしましたが、LPは読み手に「行動」していただくのが一つの目的になります。そのため、反応を取るためのセールスコピーの方がLPには相性は良いです。

実際にセールスコピーを書くときに意識することは、お客様は「100%読まない、100%信用しない、100%行動しない」という意識で書くことです。

LPは所詮広告です。人は広告なんてわざわざ読みたくありません。

そのうえで、

  • どうしたら読んでいただけるのか?
  • どうしたら信用していただけるのか?
  • どうしたら行動していただけるのか?

を考えて書いていくことがセールスコピーのキモになります。

2-3.デザイン

原稿をもとにデザインを作成していきます。

ここで注意が必要なのはデザインにもイメージデザインと、セールスデザインの2種類があるということです。

イメージデザインは大企業やすでにブランドのある企業が自社や商品のイメージを概念的に伝える場合に用いられるデザインです。

セールスデザインは内容が伝わりやすく、あくまで広告で反応をいただくためのデザインのことです。セールスコピーを最大限活かすためのデザインとも言われています。

ただ単に綺麗、可愛い、かっこいいだけのデザインでは反応をとることは難しいです。

一般的にLPはユーザーが訪れてから3秒でそのページを見るかどうかを判断していると言われています。

つまり、パッと見で興味を惹けなければ、どんなに良いサービスでも知ってもらうことすらできません。

そのため、イメージだけを伝えるのではなく、内容が伝わりやすいセールスデザインがLPには向いています。

デザインはアートではなく、ある意味「おもてなし」です。

[voicel icon=”https://mr-shun.com/wp-content/uploads/2022/01/22294164.png” name=””]「デザインってよくわらない」[/voicel]

と、苦手意識をお持ちのかたもいらっしゃると思います。

ですが、それはとってももったいないことです!

どうすれば読者がスムーズに必要な商品にたどり着けるのか、自分に必要かどうかをしっかりと判断できるのか、迷わずに納得して購入できるのか。

「良い商品」と「その商品を本当に欲している人」をスムーズに繋ぐ、という意識でデザイン制作を行うと、失敗しないデザインにすることができます。

デザインもうまく活用できればビジネスを飛躍させる強力な武器になりますので、苦手と思わずに取り組んでみることをオススメします。

◆デザインに関しては以前、こんな記事も書きましたので参考にされてください。

[kanren url=”https://mr-shun.com/nosell/”]

[kanren url=”https://mr-shun.com/lp_color/”]

2-4.実装(コーディング)

デザインを作っただけでは、WEB上のサイトにはなりません。デザインソフトで制作したデザインをWEB上で見える形にするための作業がコーディングです。

近年、ゼロからコーディングを行わなくてもサイトが作れるというツールが増えてきています。

デザインが簡素なLPであればこのようなツールでも作れなくはないのですが、しっかりと作り込もうとする場合は、まだまだ人の手でゼロから作るものには敵いません。いくらデザインを作り込んでもツールだと再現できない場合も多いです。

可能であればゼロからコーディングの専門家に依頼するのをオススメいたします。

また、注意点として、デザイナーとコーダー(コーディングをする人)が別の場合、最終確認はデザイナーに行ってもらうようにしてください。

デザインの細かい部分はやはりデザイナーでないと気がつけません。コーダーさんが完璧にデザインを再現すると謳っていても、どうしても詰めが甘い時が多いです。

そのため、WEBサイトとして表示できるようになった段階で、改めてデザイナーに確認してもらうと、より完成度の高いLPにすることが可能です。

2-5.サーバーにアップ・公開

コーディングが完了したファイル一式を、サーバーにアップロードすれば、WEBサイトとしてLPを活用できるようになります。(あらかじめサーバーとドメインの用意が必要です。)

また、公開後に改めてLPが正常に機能しているかも確認しましょう。

  • 問合せフォームは機能しているか?
  • リンク先に間違いはないか?
  • 表示されている画像に間違いはないか?
  • デバイスやブラウザごとに正しく表示されているか?
  • LPの表示速度が遅くないか?
  • 文章の推敲を行ったか?
  • 法律などに触れる内容はないか?
  • 無駄な機能などは入ってないか?

など、実際に使用するユーザーの目線で使いにくくないかを確認してください。

3.運用編

LPは1度作れば完成!というわけではありません。

ここまで戦略編・制作編と進めてきましたが、極論を言ってしまえば、全て仮説の上で制作を進めてきたことになります。(仮説の精度をできるだけ高めるために調査などを行い制作まで行ってきました)

ここからは実際にLPを運用し、仮説が正しいのか結果を確認しながら、より良いLPにするために改善していく工程になります。

ちなみに、この工程のことを専門用語でLPO(エルピーオー)と言います。「Landing Page Optimization」の略語であり、「ランディングページ最適化」という意味です。

3-1.計測の準備

LPの改善をするためには、結果を確認できるように準備が必要です。

具体的には

  • Googleタグマネージャー
  • Googleアナリティクス
  • ヒートマップ

などを導入していきます。

ツールは様々なものがありますので、ご自身に合うものを選ばれるようにしてください。

3-2.マーケティング活動

ここは説明は不要ですね。マーケティング戦略で決めたマーケティングを実際に行う工程です。

3-3.検証・仮説・改善

まずは実際に行ったマーケティング活動の結果を確認します。

確認のタイミングとしては、WEBマーケティングの場合ある程度数字がたまらないと検証がしにくい側面があるので、マーケティング活動の量によってもタイミングは変わります。

ただ、一般的な目安としては土日を2回挟んだ2週間に1回くらいの目安で結果を確認すると、曜日などの外的要因なども考慮したうえで結果が判断できると言われています。

結果をもとに新たに課題を抽出し、仮説を立てて、より良いLPになるように改善をしていきます。

注意点としては、データはあくまでデータであること。そのデータから「ヒト」を理解する、という認識で観ることです。あくまでの画面の向こうにいるのはヒトであることを忘れないようにするのが大事なポイントです。

まとめ

ランディングページを作る準備から、実際の制作、制作後の運用までの全体像を解説させていただきました。

「思ってたよりもめんどくさい…」と思われたかたもいらっしゃるかもしれませんね。笑

ですが、最初にもお伝えしたように、ランディングページはビジネスの成果を左右する大事なツールです!

ただ作るだけでは成果が出にくく、ポイントを抑えて作ることが重要です。

ご自身で制作をするとしても、制作会社等に依頼をするにしても、全体像をご自身が把握しておかなければ質の高いLPを作ることはできません。

わかりにくい箇所もあったとは思いますが、ざっくりと全体像を把握するためにこの記事がお役に立てたなら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

大久保 俊のアバター 大久保 俊 デザイナー | ブランド戦略ナビゲーター

「ブランディング」と「デザイン」で、人や企業の個性と価値を再設計し、集客・販売などの事業成長をサポートしてます。【事業】LP制作 / デザイン受託 / コンサル / 研修など【プライベート】娘にデレデレの一児の父 | 湘南 | 温泉 | 料理

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